LYRICS

歌詞和訳(訳詩:S. Ino)
西村知恵 1st Album「My ideal」
 ※和訳歌詞(12曲)の無断転用禁止

01. Left alone

胸一杯に あふれるような
そんな愛ってあるかしら?
別れるなんて思いもしない
そんな相手がいるかしら?
傷つけられては 捨てられて
独りぼっちのまま
ずっと独り

我が家と呼べる家もなく
彷徨いあるくことのない
そんな居場所さえもない
街はいつも 悲しみの場所
独りぼっちのまま
ずっと独り

探しなさい 見つけなさい
世間のひとはいつもそう
でもそんなことじゃない

なにかのさだめで そのひとは
通りすぎていったのか
でもたぶん 人生の
残りの日々に出あうひと
心はそれを 待つつもりでも
それまでは
独りぼっちのまま
ずっと独り

02. Just friends

もう ただの友だち
もう 恋人じゃない
ただの友だち なのにもう
昔みたいじゃない
あの頃の日々 回想うけど
もうふたりにキスはない
まだ終わってない
そんなフリでもしているみたい

友だちふたり
離ればなれに漂いながら
友だちふたり
でもブロークンハートは
ひとつだけ
 
恋をして 
ふたりは笑い
ふたりで泣いた
そして 愛から突然
灯が消えた
物語が終わる
そしてふたりはただの友だち

03. The boy from Ipanema

背が高くて日に焼けて若くてハンサム
そんなイパネマの男が歩いていく
彼が通れば目の前の
どの娘もおもわず ア~っとため息

歩くと彼はまるでサンバ
イケてるスウィングで優しくゆれる
彼が通れば目の前の
どの娘もおもわず ア~っとため息

あぁ わたし
どんなにせつなく見つめているか
どうすれば 言えるの?
好きなんて

そう よろこんで
わたしのハート捧げるつもり
それなのに毎日彼は海へと歩く
まっすぐにわたしを見ずに前をみて

背が高くて日に焼けて若くてハンサム
そんなイパネマの男が歩いていくわ
目の前をとおる彼に
わたしは微笑む 
それでも彼は目もくれない

※Ipanema…リオデジャネイロのイパネマ海岸。

04. Lullaby of Birdland

バードランドの子守歌 
あなたが吐息をもらすとき
いつもそれが聞こえるの
どんな気分に なるのかなんて
言いあらわす言葉
わたしのなかにあるはずもない

愛し合う2羽のヤマバト
くちばしを触れ合って
鳴くのを聴いたことある?
それはわたしたちの
唇がキスで奏でる
どこか魔法のような音楽みたいよ

それから あの古い
泣いてるようなヤナギの木
あれこそ ほんとに泣くってことね
あんなふうにわたし
枕のなかで泣くんだわ
もしも あなたが さよならと
別れを告げたりしたならね
 
バードランドの子守歌
ため息のように囁いて
優しいキスをして
そして ふたり
バードランドの世界で
高く舞い上がる
高い空の上までね
それはすべて
ふたりが恋をしているってことよ

※しだれヤナギ(weeping willow)10m前後のヤナギで、密生した細い枝が地面に着くほどに垂れ下がり、泣いているように見えることから、Weeping willowと呼ばれる。

05. It never entered my mind

昔あなたを笑ったわ 
いまにわたしが
安楽椅子でイラつくように
ひとり ソリテアで遊ぶようになる
なんて言ったから‥‥
そのことば わたしの胸には
とどかなかった

昔あなたの言ったこと
誤解してしまったわ
いつかわたしが朝日で目覚め
オレンジジュースひとり分
頼むようになると言ったのに‥‥
そのことば わたしの胸には
とどかなかった 

あなたには
わたしにはないものがある
でも いまはもう
背中を掻くにもひとりきり
昔たしなめられたわね
あなたをバカにしていると

‘乙女の祈り’いずれまた
歌うことになるよって
そして思うよ もう一度
ぼくがそこにいて
煩わしく言ってくれたならと‥‥
でも わたしには
それが胸にとどかなかった

※ maiden’s prayer (乙女の祈り)は結婚を夢見る女性の願いを歌った曲。昔のヨーロッパで、この曲をピアノで弾きこなすことが一種の「婚活」のように流行った。

06. My ideal

わたしが胸に 想ってる
そんな彼氏が みつかるかしら?
それこそわたしの理想のひと
夢かもしれないそんなひと
いいえそれでも その彼は
街角を曲がった先に待っている
そんなひとかもしれないわ  

そのひとの瞳の輝き
気づけるかしら
だれにもない
そのまなざしにあるものを
それとも彼を目の前で
見過ごしてしまうのかしら
理想のひととは
気づきもせずに

07. I can’t give you anything but love

きみにあげられるものなんて
愛のほかにはなにもない
そう それだけは
たくさんもっているからね
少しだけ夢見て
想い描いてみてごらん
きっと幸せが来るはずだって
そして きみがいつも
憧れていたはずの
すべてが みんな手に入るって

あぁ きみのお洒落で
イケてる姿 みてみたい
でもダイアモンドの
ブレスレットなんて
ウールワースの店には売ってない
ラッキーなそんな日がくるまでは
アァもう 判りきったことだけど
あげられるものなんて
愛のほかにはなにもない

※Woolworth(ウールワース)は19世紀に創業して、100円ショップのような店舗から成長し、安売りで人気だった百貨店。この曲は1920年代の終わり、世界中に絶望が広がった大恐慌時代のアメリカで作られた。

08. Yesterdays

過ぎし日々よ、去りし日々 
その日々は しあわせな
心地よさにつつまれた 
特別なものと知っていた あの時代
かつての黄金の日々
心乱れる ときめきと愛の日々よ

あのころの わたしにあった 
陽気な若さ 誠実さもまた
わたしにあって
喜びに溢れし自由 情熱の人生も
まさにわたしのものだった
悲しみであれ また喜びのときであれ
いまは夢見る あの日々を

09. Stella by starlight

コマドリの歌 
時廻りても
絶えることなき春を奏でる
夕べのせせらぎ そのささやきは
人里を離れたあたりの さざ波の音
人目を忍ぶ 恋人たちの場所

素晴らしき 旋律 ひとつに和して
まさに星明りのもとのステラの姿
それは夢にあらず
彼女こそ
この素晴らしきすべてにして
またそれに勝るもの
彼女こそ あこがれの すべて

※1944年のホラー映画‘Uninvited’で霊に憑依される女性、ステラ・メレディスのテーマ曲。「80日間世界一周」「遥かなる山の呼び声(Shane)」などの名曲で知られるVictor Youngの曲。

10. It’s all right with me

その時間は いつもと違う
それに場所まで 違ってる
あなたの顔って 魅力的
でも あのひととはちがう顔
あの顔じゃないけれど
こんなに素敵な顔だから
わたしなら そう
ぜんぜんかまわないのよ

あの歌とは 違ってて
歌いかたも 違ってる
素敵ではあるけれど 
あなたの微笑み
あのひととはちがう微笑み
あの笑顔じゃないけれど
こんなに素敵な笑顔だし
わたしなら そう
ぜんぜんかまわないの

あなたには判りっこない
出逢えて どんなに嬉しいか
いまわたし
妙にあなたに 魅かれてる
わたし あるひとを
忘れてしまおうと苦労してるの
あなたにも 誰か
忘れておきたいひと
いるんじゃない?

これはいつもと 違ったゲーム
その賭け札も違ってる
あなたの唇 魅惑的
でもそれは違う唇
あの彼の唇じゃないけれど
そんなに魅惑的な 唇だから
いつかの晩に もしお暇なら
わたしは 全然 かまわない
そう全然かまわないのよ

※1953年のミュージカル「CANCAN」に使われた曲。カンカンショーの小屋を経営する女性と、それを取り締まろうとする当局の監察官が恋に落ちるというストーリー。

11. The very thought of you

きみのこと 想ったら
もうそれだけで 忘れてしまう
しなきゃいけない 世の中の
いつもの些細なこと すべて    
昼間から なにか
夢でも みているように
しあわせで
王さまになったよう
愚かに みえるかも しれないけれど
そう ぼくには すべてがそうなのさ 

ほんのすこし 想っただけで
きみへの恋しさこみあげる    
きみには判るはずもない
ぼくの時間
どんなにゆっくり 流れるか
きみの傍にいけるまで 
どの花にも
ぼくには みえるきみの面影
見あげる星にはきみの瞳が
                 
そう まさに想うだけ
きみを想った
もうそれだけでだよ
愛しいきみよ

12. My one and only love

愛しいひと
きみを想えばいつだって
僕の心は歌いだす 
春の翼にのってくる
微かな4月の風のように
そうすれば きみはそこへ現れる
すべてに輝きを纏いながら
唯ひとり ぼくの愛しいひとよ

夕闇降りれば その影は
秘めたる魅惑であたりを満たす
夜 静寂のなか
きみを腕にいだくとき
きみの唇
そのぬくもりと 柔らかさを知る
唯ひとり ぼくの愛しいひとよ

きみの手に 触れれば
それは天国のよう
かつて知ることのなかった
天上の気分
ぼくが話すといつだって
君が頬を染めるのは 
きみが ぼくだけの
ものだっていう その証

きみはぼくの
熱い胸を溢れさす
これぼどまでの渇望で
きみからのどのキスも
ぼくの魂に火をつける
甘美な降伏 その中に
ぼくは身をゆだねる
唯一人 ぼくの愛しいひとよ